JAJSXB4A May 2024 – September 2025 DRV8000-Q1
PRODUCTION DATA
DRV8000-Q1 デバイスには、モーター(誘導性)、抵抗性、容量性負荷の駆動および診断のための複数の機能を使用する複数のタイプのドライバが内蔵されています。このデバイスは、2 個のハーフ ブリッジ ゲート ドライバ 、6 個の内蔵ハーフブリッジ、6 個の内蔵ハイサイド ドライバ、ヒータ用の 1 個のハイサイド外部 MOSFET ゲート ドライバ、1 個のエレクトロクロミック充電用ハイサイド ゲート ドライバ、1 個のエレクトロクロミック負荷放電用ローサイド ドライバを搭載しています。各ドライバは、電流検出、保護、診断機能に加え、システム保護および診断機能を備えており、システム統合性を高めるとともに、システム全体のサイズとコストを削減します。
このデバイスのハーフブリッジ外部 MOSFET ゲート ドライバ アーキテクチャは、デッドタイムを自動的に管理してシュートスルーを防止し、スルー レートを制御して電磁妨害(EMI)を低減し、設定可能な伝搬遅延により最適化された性能を実現します。これらのゲート ドライバは、ハーフブリッジまたは H ブリッジを独立して制御するための入力モードをサポートしています。2 つの PWM 入力は、極性と駆動制御として構成できます。外部 MOSFET ゲート ドライバ保護回路には、チャージ ポンプ監視、短絡保護(VDSフォルト監視)、開放負荷検出(VGSフォルト監視)が含まれます。
ハーフ ブリッジ ドライバは、SPI レジスタまたは PWM ピンの PWM1 およびIPROPI/PWM2 によって制御できます。ハーフ ブリッジには、ITRIP と呼ばれる電流チョッピング方式が設定可能です。保護回路には、短絡保護、アクティブおよびパッシブなオープン ロード検出が含まれます。
ハイサイド ドライバは、SPI レジスタ、外部 PWM ピン(PWM1)、または専用の PWM ジェネレータによって制御でき、動作中の負荷調整が可能です。すべてのハイサイド ドライバには、LED やランプ モジュール負荷向けのオプション機能として、定電流モードおよび ITRIP 制御が備わっています。1 個のハイサイド ドライバは、ランプまたは LED 負荷のいずれかを駆動するように構成できます。保護回路には、短絡保護や開放負荷検出が搭載されています。
このデバイスは、抵抗性発熱体用の外付け MOSFET ドライバも備えています。ヒータ MOSFETドライバは、SPI レジスタまたは PWM ピン(PWM1)で制御でき、短絡および負荷開放検出の両方の機能を備えています。
また、エレクトロクロミック(EC)ミラー ドライバもあります。ECドライバは、SPI レジスタでのみ制御されます。EC 駆動の場合、ドライバ制御ループは EC 電圧を 6 ビットの目標電圧にレギュレートします。EC 素子を放電したり、目標電圧を変更したりするために、EC 素子を放電する内蔵ローサイド MOSFET が 2 つの放電モード、PWM 放電と高速放電オプションのいずれかで用意されています。ECドライバ保護には、LS 過電流および開放負荷検出が含まれます。
IPROPI(IPROPI/PWM2)ピンは、電流センス機能付きのあらゆる内蔵ドライバから電流センスを比例して供給できる多目的出力ピンまたは入力 PWM ピン(PWM)です。IPROPI は、PVDD モータ電源モニタや内部温度クラスタ モニタとして出力するように設定できるほか、内蔵ハーフブリッジ用の第 2 PWM 入力オプションとしても設定できます。