JAJZ034E October 2022 – July 2025 TMS320F2800132 , TMS320F2800133 , TMS320F2800135 , TMS320F2800137
影響を受けるリビジョン:0、A、B、C
デバイスのセキュリティは、不正なコードがデバイスに侵入して実行されることを許可されていないという前提に依存しています。そのため、セキュリティを懸念するユーザーが常に有効にする必要のある 2 つの機能をデバイスに搭載しています。
フラッシュの USER OTP 領域で有効にすると、JTAGLOCK 機能はデバイス上のリソースへの JTAG アクセス (デバッガ接続など) を無効にし、権限のない者が JTAG インターフェイスを使用してデバイスにコードをダウンロードすることをブロックします。JTAGLOCK が有効な場合でも、ユーザーは許可された当事者がパスワードを入力してロックを解除できるようにしたり、すべてゼロのパスワード値をプログラムして永続的にロックしたりすることができます。
TI ROM に組み込まれた外部ブート ローダは、ダウンロードされたコードの認証を実行しません。USER OTP でフラッシュ ブート モードとともにゼロ ピン ブート オプションを有効にすると、ベース ブート ROM の実行が終了した後、ブート プロセスが直ちに内部フラッシュにジャンプするように強制され、すべてのピンベースの外部ブートローダ オプション (SCI、CAN、パラレルなど) がブート時に実行されなくなります。最高のセキュリティを実現するために、セキュア フラッシュブート モードを選択できます。これにより、ベース ブート ROM にジャンプする前にフラッシュ コードを事前にチェックできるようになります。
JTAG が永続的にロックされ、Zero-pin Boot to Flash (ゼロ ピン ブートからフラッシュ) オプションが有効になっている場合、JTAG または内蔵ブート ローダを介してデバイスと通信するプログラミング ツールは動作しません。ファームウェアのアップグレードを実行する機能が必要な場合、更新を安全に管理および実行するため、コードをフラッシュに事前格納する必要があります。