JAJSX86 September 2025 TCAN6062-Q1 , TCAN6062V-Q1
ADVANCE INFORMATION
TCAN6062-Q1 は通常、CAN プロトコルのデータ リンク層を担当する CAN コントローラを含むホスト マイクロプロセッサを備えたアプリケーションで使用されます。ISO 11898-1:2024 規格で規定されているように、CAN XL を実装するシステムの場合は、CAN コントローラが CAN XL をサポートしている必要があります。CAN XL コントローラは、CAN XL フレームの送受信中に TCAN6062-Q1 を FAST TX モードと FAST RX モードに切り替えるために必要な PWM 信号を生成できます。例として 図 8-4 に示されているように、TCAN6062-Q1 は、ISO 11898-1 の現行版か旧版または類似の CAN プロトコル規格で定義されている通り、CAN CC (Classic CAN) または CAN FD (CAN with Flexible Data Rate) をサポートする CAN コントローラでも使用できます。TCAN6062-Q1 は、これらのプロトコルで使用されるデータ レートおよび通信方法については、SIC モードのままです。
図 8-1 に、5V コントローラ アプリケーションの一般的な構成を示します。バス終端を、説明のために示します。