JAJSVT6A December 2024 – August 2025 LM51770 , LM517701
PRODUCTION DATA
このデバイスには、内部的な位相ルック ループ (PLL) が搭載されており、RT ピンで設定された周波数と、外部の周波数同期信号との間でスイッチング周波数をシームレスに遷移するよう設計されています。外部周波数が供給されない場合、RT ピンによって PLL の中心周波数が設定されます。外部同期信号は、スイッチング周波数を ±50% に変更できます。静止電流を低く抑えるため、有効な同期周波数がない場合、SYNC ピンの入力バッファは無効になります。その周波数は、推奨同期範囲外の周波数信号です。
有効な同期周波数が適用されている場合、PSM の一時停止中にデバイスは uSleep に入りません。出力の負荷ステップなどのために負荷が増加した場合、内部 PLL はアクティブに維持され、外部同期信号とすばやく再同期できます。この挙動によって過渡応答は改善されますが、軽負荷動作時に静止電流が大きくなります。これは、同期信号が SYNC ピンに供給されている場合は uSleep が無効になるためです。
図 8-13 に、同期のタイミングを示します。
図 8-12 メイン発振器の機能ブロック図
図 8-13 タイミング図の同期機能