LM51770x にはスロープ補償ピンがあり、安定した動作と、広い動作範囲にわたって最高の過渡性能が得られます。ピーク電流モードの制御理論に従い、デューティ サイクルが 50% を超える動作では、スロープ補償が必要です。スロープ ピン上の抵抗の値は、式 12 で計算します。

設計プロセスの際、スロープ補償については以下のガイドラインを検討してください。

1. ピーク電流センス抵抗 R_(CS) とメイン インダクタ L の指数は、式 13 で求められる係数よりも小さくする必要があります。
   式 13. $\frac{R_{\left(CS\right)}}{L}<\frac{1V \times f_{\left(sw\right)}}{V_o\times 10}$

   ここで、

   • V_O は、動的な電圧変化が発生するシステムの最大出力電圧です。
2. 指数は 式 14 によって求められる値の制限内です。
   式 14. $100 Hz < \frac{R_{\left(CS\right)}}{L} < 8000 Hz$