JAJSVT6A December 2024 – August 2025 LM51770 , LM517701
PRODUCTION DATA
出力側の MOSFET QH2 (Q3) および QL2 (Q4) は、16V の出力電圧と、スイッチング中に SW2 に生じる追加の過渡スパイクを参照してください。したがって、QH2 と QL2 を 25V 以上の定格にします。また、MOSFET のゲート プラトー電圧は、コンバータの最小入力電圧よりも低い必要があります。そうしないと、スタートアップ中または過負荷状態中に、MOSFET が完全にエンハンスされない可能性があります。
降圧モード動作のときの QH2 での電力損失は、次の式で近似できます。
昇圧モード動作のときの QL2 での電力損失は、導通損失成分とスイッチング損失成分から構成され、それぞれ 式 37 と 式 38 の式で計算されます。
立ち上がり (tr) および立ち下がり (tf) 時間は、MOSFET のデータ シート情報に基づくか、またはラボで測定されます。通常、MOSFET の RDSON が小さい (導通損失が低い) ほど、立ち上がりおよび立ち下がり時間は長く (スイッチング損失が大きく) なります。
式 39 に、昇圧モード動作のときの QH2 での電力損失を示します。