JAJSQP4A February 2024 – November 2025 ADS1288
PRODUCTION DATA
変換データを読み取るには、データの直接読み取りと、コマンドによるデータの読み取りの 2 つの方法があります。
データの直接読み取りにはコマンドは必要ありません。代わりに、DRDY が Low に低下した後、単純に SCLK を適用してデータを読み取ります。データの直接読み取り動作を、図 7-24に示します。DRDY が Low に低下したとき、CS を Low にして読み取り動作を開始します。CS が Low になると、DOUT はトライステートモードからデータ MSB の出力に遷移します。データは SCLK の立ち上がりエッジで読み取られ、SCLK の立ち下がりエッジで更新されます。DRDY は、SCLK の最初の立ち下がりエッジで high に戻ります。32 データ ビットが読み出された後 DOUT は Low になります。新しいデータが使用可能になる前に同じデータを再度読み取るには、RDATA コマンドを使用します。
変換データを読み取るときは、DIN を low に保ちます。RDATA (読み取り変換データ) または RREG (レジスタ データの読み取り) コマンドが送信された場合、このコマンドに応答して出力データが中断されます。読み取り動作中に DRDY が low に低下した場合、少なくとも 3 バイトの古いデータが読み取られるまで、新しいデータは失われます。
図 7-24 データの直接読み取り