JAJSXM1 December 2025 MCT8376Z-Q1
PRODUCTION DATA
MCT8376Z-Q1 の SO ピンは、ローサイド FET を流れる電流にゲイン設定 (GCSA) を乗算した値に比例するアナログ電圧を出力します。ゲイン設定は、GAIN ピン (ハードウェア デバイス バリアント) または GAIN ビット (SPI デバイス バリアント) で設定できる 4 つの異なるレベルの間で調整できます。
図 7-22 に、電流センス アンプの内部アーキテクチャが示されています。電流センスは、MCT8376Z-Q1 デバイスの各ローサイド FET のセンス FET で実装されています。この電流情報は内部 I/V コンバータに供給され、AVDD 電圧とゲイン設定に基づいて SO ピンに CSA 出力電圧が生成されます。CSA の出力電圧は以下のように計算できます。
CSA のゲインは、ハードウェア デバイス バリアントの場合は、表 7-6 のように、GAIN_SLEW_tLOCK ピンで調整できます。SPI デバイス バリアントの場合は、SLEW ビットを使用して調整できます。各ハーフブリッジは、SPI デバイスで 1V/ns、0.5V/ns、0.25V/ns、0.05V/ns のいずれかのスルーレート設定に選択できます。各ハーフブリッジは、ハードウェア デバイスで 1.1V/ns か 0.25V/ns のいずれかのスルーレート設定に選択できます。スルーレートは、OUTx ピンの電圧の立ち上がり時間と立ち下がり時間によって計算されます (図 7-13 を参照)。
構成 | GAIN_SLEW_tLOCK ピン (ハードウェア バリアント) | ゲイン | SLEW | LOCK_DET_TIME |
|---|---|---|---|---|
| 1 | AGND に接続 | 0.4V/A | 1.1V/ns | 500ms |
| 2 | RMODE1 で AGND に接続 | 0.4V/A | 1.1V/ns | 5000ms |
| 3 | RMODE2 で AGND に接続 | 0.4V/A | 0.25V/ns | 500ms |
| 4 | ハイ インピーダンス | 0.4V/A | 0.25V/ns | 5000ms |
| 5 | RMODE2 で GVDD に接続 | 2.5V/A | 1.1V/ns | 500ms |
| 6 | RMODE1 で GVDD に接続 | 2.5V/A | 1.1V/ns | 5000ms |
| 7 | GVDD に接続 | 2.5V/A | 0.25V/ns | 500ms |