JAJU922A October 2022 – February 2024
大半のパワー エレクトロニクス コンバータは、過電流イベントから保護する必要があります。このデザインでは、複数のコンパレータが必要であり、トリップ ポイントの基準を生成する必要があります。コンパレータ サブシステム (CMPSS) の一部として、トリップ設定ポイント用の 12 ビット DAC とともにオンチップのウィンドウ付きコンパレータを搭載した、TMS320F280039 などの C2000 マイクロコントローラを PWM モジュールに内部接続することで、外部ハードウェアを使用することなく、PWM の高速トリップが可能になります。これにより、DAC、コンパレータ、ADC などのオンチップ リソースを使用することで追加部品が不要になるため、最終アプリケーションで基板面積とコストが削減できます。これらのリソースはすべて、外部接続を追加することなく、同時使用が可能です。さらに、CMPSS で生成された信号は X-Bar に送られ、さまざまな独自の方法で組み合わされて、複数のソースからの特定のトリップ イベントにフラグを付与することができます。
図 2-13 過電流保護用のコンパレータ サブシステム (CMPSS)