JAJY148 December 2024 AMC0106M05 , AMC0106M25 , AMC0136 , AMC0311D , AMC0311S , AMC0386 , AMC0386-Q1 , AMC1100 , AMC1106M05 , AMC1200 , AMC1200-Q1 , AMC1202 , AMC1203 , AMC1204 , AMC1211-Q1 , AMC1300 , AMC1300B-Q1 , AMC1301 , AMC1301-Q1 , AMC1302-Q1 , AMC1303M2510 , AMC1304L25 , AMC1304M25 , AMC1305M25 , AMC1305M25-Q1 , AMC1306M05 , AMC1306M25 , AMC1311 , AMC1311-Q1 , AMC131M03 , AMC1336 , AMC1336-Q1 , AMC1350 , AMC1350-Q1 , AMC23C12 , AMC3301 , AMC3330 , AMC3330-Q1
設計者は、AMC3301 ファミリに接続される入力パターンまたはケーブルの長さを制限する必要があります。ただし、一部のアプリケーションでは、長い入力パターンまたはケーブルが必要になり、過剰な放射エミッションが発生する可能性があります。この放射は、入力接続と直列にフェライト ビーズまたはコモン モード チョークを使用することで減衰できます。フェライト ビーズまたはコモン モード チョークを選択する場合、部品のデータシートに掲載されている周波数に対するインピーダンスのプロットを参照してください。対象となる周波数範囲 (CISPR 11 の場合は 150MHz から 800MHz まで) にわたって最小 1kΩ のインピーダンス (z) を推奨します。インピーダンスが大きいと放射エミッションがより効果的に減衰します。表 8 に、推奨されるフェライト ビーズとコモン モード チョークを示します。
| タイプ | メーカー | 部品番号 |
|---|---|---|
| フェライト ビーズ | Wurth Elektronik | 74269244182 |
| フェライト ビーズ | Murata (村田製作所) | BLM15HD182SH1 |
| フェライト ビーズ | Taiyo Yuden | BKH1005LM182-T |
| コモン モード チョーク | Murata (村田製作所) | DLW31SN222SQ2 |
1.5m 入力および 30cm 入力に対してフェライト ビーズまたはコモン モード チョークを追加する利点を示すには、それぞれ 図 61 と 図 62 を参照してください。これらのテストでは、ウルトエレクトロニクス (Wurth Elektronik) の 74269244182 フェライト ビーズと、村田製作所の DLW31SN222SQ2 コモン モード チョークを直列に入力接続に追加しました。
図 61 に、1.5m 入力の放射エミッションを示します。フェライト ビーズやコモン モード チョークがない場合は青で示しており、CISPR 11 class B の制限に違反しています。フェライト ビーズによる減衰の利点を赤、コモン モード チョークを緑で示しています。フェライト ビーズとコモン モード チョークはどちらも、放射エミッションを大幅に減衰させるので、AMC3301EVM は CISPR 11 class B のテストに合格することが可能です。
図 62 に、30cm 入力の放射エミッションを示します。すべてのテスト ケースは、青色で示すようにフェライト ビーズやコモン モード チョークを使用しない状況も含め、CISPR 11 class B のテストに合格しています。これは、この試験に合格するために追加の部品は必要ではないことを意味しており、減衰の利点を示すために、フェライト ビーズを使用した測定結果を赤、コモン モード チョークを緑で表示しています。