CC27xx デバイスには、以下の内部システム クロックがあります。
- 96MHz HFCLK は、メイン システム (マイコンおよびペリフェラル) クロックとして使用されます。これは、外部 48MHz 水晶振動子 (HFXT) に対して精度を追跡できる内蔵の 96MHz RC 発振器 (HFOSC) によって駆動されます。HFOSC トラッキング ループは、システム ROM ブートコードによってデフォルトで有効化されています。無線と ADC は外部 48MHz 水晶発振器で動作します。
- 32.768kHz LFCLK は、内部の低周波システム クロックとして使用されます。RTC、ウォッチドッグ タイマ (スタンバイ電力モードで有効化されている場合)、およびスタンバイ電力モードを終了した後に無線タイマを同期させるために使用されます。LFCLK は、内部 30 ~ 34kHz RC 発振器 (LFOSC)、32.768kHz ウォッチ型水晶振動子、または LFXT バイパス モードのクロック入力により駆動できます。水晶振動子または内蔵 RC 発振器を使用する場合、デバイスは 32kHz LFCLK 信号を他のデバイスに出力できるため、システム全体のコストを削減できます。
- 80/90.3168/98.304MHz AFOSC (補助周波数発振器) は、CAN-FD およびオーディオ I2S 動作をサポートするために必要な周波数を生成するための高周波クロックとして使用されます。AFOSC は HFOSC を追跡し、HFXT はその精度を外部 48MHz 水晶振動子 (HFXT) に対して追跡します。AFOSC は、HFOSC から 10ppb のトラッキング精度で、80、90.3168、および 98.304MHz のクロック周波数を生成できます。