JAJSW85 February 2025 TUSB1146-Q1
PRODUCTION DATA
TUSB1146-Q1 は、USB Type-C 経由の VESA DisplayPort Alt モードに対応したリドライバ スイッチであり、下流側ポートにおいて最大 10Gbps の DisplayPort データレートをサポートします。このデバイスは、第 5 世代の USB リドライバ テクノロジー を採用しています。本デバイスは、USB Type-C 経由の VESA DisplayPort Alt モードにおける DFP 構成 C、D、および E に使用されます。
TUSB1146-Q1 は、USB 3.2 または DisplayPort 2.1 の信号が PCB やケーブルを通過する際に発生するシンボル間干渉(ISI)によるケーブルおよび基板配線損失を補償するために、複数レベルの受信イコライゼーションを提供します。TUSB1146-Q1 は 3.3V 電源で動作し、車載グレード 2 の温度範囲に対応しています。
ホスト アプリケーションにおいて、TUSB1146-Q1 は USB 3.2 および DisplayPort バージョン 2.1 のトラスミッタのコンプライアンス テストおよびレシーバ ジッタ耐性テストの両方にシステムが合格することを可能にします。このリドライバは、チャネル損失を補償するイコライゼーションを適用して受信データを補正し、高い差動電圧で信号を出力します。各チャネルには、ゲイン設定を選択できるレシーバ イコライザーが搭載されています。TUSB1146-Q1 レシーバ前の挿入損失量に基づいてイコライゼーションを設定します。各チャネルのイコライゼーションは、EQ[1:0]、SSEQ[1:0]、DPEQ[1:0] ピンを使用して個別に制御できます。
TUSB1146-Q1 の高度ステート マシンにより、このデバイスはホストおよびデバイスに対して透過的に動作します。電源投入後、TUSB1146-Q1 は TX ペアでレシーバ検出を定期的に実行します。デバイスが USB 3.2 レシーバを検出すると、RX 終端がイネーブルになり、TUSB1146-Q1 をリドライブする準備ができます。
このデバイスの超低消費電力アーキテクチャは、3.3V の電源で動作し、性能向上を実現しています。自動的な LFPS ディエンファシス制御により、システムはさらに USB3.2 に準拠できます。