JAJSJO5C October 2022 – October 2025 LM64440-Q1 , LM64460-Q1
PRODUCTION DATA
DC/DC コンバータを特定の温度範囲で使用できるようにするには、パッケージは接合部温度を定格制限内に維持しながら、発生する熱を効率的に除去する必要があります。LM64440-Q1 および LM64460-Q1 コンバータは、小型の 3.5mm × 4mm 22 ピン Enhanced HotRod QFN (RYF) パッケージで供給され、幅広いアプリケーション要件に対応します。「熱に関する情報」の表には、このパッケージの熱指標が要約されています。また、『半導体および IC パッケージの熱指標アプリケーション レポート』には関連する詳細情報が記載されています。
22 ピン Enhanced HotRod QFN パッケージでは、パッケージの基部にある露出熱パッドを介して、半導体のダイから熱が除去されます。パッケージの露出パッドは、LM64440-Q1 または LM64460-Q1 デバイスの基板 (グランド) に熱的に接続されます。これによって放熱が大幅に改善されますが、熱除去サブシステムを完成させるには、PCB の設計にサーマル ランド、サーマル ビア、1 つ以上のグランド プレーンを入れることが必須となります。LM64440-Q1 または LM64460-Q1 の露出パッドは、PCB 上でデバイス パッケージの真下にある、グランドに接続された銅ランドにはんだ付けされているため、IC の熱抵抗は非常に小さくなります。
可能なら、すべての層に 2oz の銅厚の 4 層基板を使用して、低インピーダンス、適切なシールド、低い熱抵抗を実現することを推奨します。サーマル ランド (および、PGND1 と PGND2 ピンの周囲の部分) から内部とはんだ側のグランド プレーンに接続される直径 0.3mm の大量のビアは、熱伝導の促進に不可欠です。多層 PCB 設計では、通常は電源段部品の下の PCB 層にソリッドなグランド プレーンを配置します。このプレーンの配置には、電力段の電流を流すためだけでなく、熱を生成するデバイスから熱伝導経路を離す役割もあります。