JAJSX70B July 2010 – September 2025 UCC28070-Q1
PRODUCTION DATA
外部同期を使用すると、2 相以上のインタリーブ動作にも対応できます。複数の UCC28070-Q1 デバイスを並列接続することで、より高出力のアプリケーション向けに偶数の追加の位相を簡単に増設できます。同期信号の位相を適切にシフトさせることで、さらに入力電流および出力電流のリップル低減効果を得ることができます。(必要であれば奇数フェーズにも対応できますが、その場合はリップル低減効果は最適にはなりません。)4 相、6 相、または任意の 2 × n 相 (n = UCC28070-Q1 コントローラの数) の場合、それぞれのコントローラは互いに 360/n 度ずれた SYNC 信号を受け取る必要があります。
4 相のアプリケーションで 2 台のコントローラを用いたインターリーブの場合、最適なリップル低減を得るためには SYNC1 は SYNC2 に対して 180° 位相がずれている必要があります。同様に、6 相のシステムでは、最適なリップル低減を得るために SYNC1、SYNC2、SYNC3 はそれぞれ 120° 位相がずれている必要があります。
マルチフェーズのインターリーブ システムでは、各電流ループは独立して個別に扱われます。ただし、電圧ループは 1 つの共通ループしかありません。単一の電圧制御ループを維持するために、すべての VSENSE、VINAC、SS、IMO、および VAO 信号は、それぞれ n 台のコントローラ間で並列接続されます。電流源出力 (SS、IMO、VAO) が結合される場合、単一コントローラと同じ性能を維持するために、計算上の負荷インピーダンスは 1/n 倍に調整する必要があります。
図 6-1に、4 相、90 度インターリーブ PFC システム用の 2 つのコントローラを並列接続する方法を示します。