図 3-1 に、代表的なモーター インバータ システムの概要を示します。
モーター制御ボードには、完全なモーター ドライブ システムを実現する機能グループがあります。ボード上の各ブロック (および各機能) は以下のとおりです。図 3-2 は、TIDA-010265 PCB を上から見たもので、さまざまなブロックがあります。
- 電源ライン入力フィルタ
- 3 相インバータ
- 最大 750W の 3 相インバータで PMSM または IPM をサポート
- 15kHz のスイッチング周波数
- 1~3 つのシャント電流センシング
- 制御
- 48 ピン LQFP パッケージに搭載された単一 TMS320F2800137 または MSPM0G1507 シリーズ MCU
- アナログ信号に対する増幅と入力フィルタ
- 外付けモーター温度センシング用インターフェイス
- 絶縁型 UART ポート
- 補助電源
ボードを使用する際には、以下の事項に注意を払うことを推奨します。
WARNING: - ボードに通電しているときは、ボードのどの部分にも触れないでください。また、ボードに接続されている部品にも触れないでください。
- AC 電源 (壁面コンセント) を使用してキットに電力を供給します。絶縁型 AC ソースを推奨します。
- 通電中は、ボード、キット、アセンブリのどの部分にも触れないでください。(パワー モジュールのヒートシンクはボードから絶縁されていますが、高電圧スイッチングにより、ヒートシンク本体にある程度の容量性結合電圧が生成されます。)
- 制御グランドは高温になる可能性があります。