入力に較正信号を印加して、ゲイン較正を実行します。外部アンプ段のゲイン誤差を含めるには、信号をシステム入力に適用します。標準入力範囲モードでは、出力コードのクリッピングを避けるため、フルスケール入力範囲よりも低い較正電圧を選択します。出力コードがクリッピングされると、較正が不正確になります。たとえば、VREF = 4.096V で 3.9V の較正信号を使用し ます。拡張入力範囲モードで動作する場合、VREF に等しい較正信号を使用できます。チャネルから変換データを取得し、結果を平均化します。ゲインの較正値を計算するには、式 19 を使用します。式 19. Gain Calibration Value = (expected output code / actual output code) · 400000h
たとえば、4.096V の基準電圧を使用するとき、3.9V の較正電圧の予測される出力コードは(3.9V / 4.096V) · 7FFFFFh = 79E000h です。