JAJU969 December 2024
AM62D オーディオ EVM 基板は、AM62D SoC の OSPI0 に接続された 512MB OSPI メモリ デバイス (Cypress 型番 S28HS512TGABHM010) を搭載しています。OSPI は、最高 200MBps SDR および 400Mbps DDR (クロック速度 200MHz) のシングル データ レートおよびダブル データ レートに対応しています。
OSPI および QSPI の実装:DATA[7:0]、DQS、INT#、CLK の各信号には 0Ω の抵抗が搭載されています。また、バスのフローティング状態を防ぐため、DATA[7:0] には外付けプルアップ抵抗が配置されています。OSPI メモリのフットプリントでは、QSPI メモリまたは OSPI メモリのいずれかを取り付けることもできます。QSPI フラッシュを実装する場合は、OSPI_DATA[4:7] ピンに配置された 0Ω の直列抵抗は取り外すことができます。
リセット:OSPI フラッシュのリセットは、AM62D SoC の RESETSTATz 信号と GPIO_OSPI_RSTn 信号を論理積する回路に接続されています。デフォルトのアクティブ状態を設定するために、GPIO_OSPI_RSTn にはプルアップ抵抗が配置されています。
電源:OSPI フラッシュメモリの VCC ピンと VCCQ ピンは両方とも、オンボードの 1.8V システム電源から供給されます。OSPI I/O グループは、SoC の VDDSHV1 ドメインから電力を供給され、1.8V システム電源にも接続されています。
図 2-13 OSPI のブロック図