JAJU969 December 2024 AM62D-Q1
SoC の 4 つの UART ポート (MCU UART0、WKUP UART0、SoC UART4、CPLD UART0) は、USB-to-UART 機能を実現するために FTDI ブリッジ FT4232HL とインターフェースされ、基板上の micro-B USB コネクタ (J22) で終端されています。USB ケーブルを使用して AM62D オーディオ EVM をホストに接続すると、コンピュータは仮想 COM ポートを確立でき、任意の端末エミュレーション アプリケーションで使用できます。FT4232HL デバイスはバス電源供給方式です。
この回路は USB BUS から電源供給されているため、EVM の電源が切り離されても COM ポートへの接続が失われることはありません。
| UART ポート | USB-to-UART ブリッジ | USB コネクタ | COM ポート |
|---|---|---|---|
| SoC_UART4 | FT4232HL | J22 | COM1 |
| CPLD_UART0 | COM2 | ||
| WKUP_UART0 | COM3 | ||
| MCU_UART0 | COM4 |
FT4232 チップは、接続された外部 SPI EEPROM からの構成ファイルを使用して、「シングルチップ USB から 4 チャネル UART」モードで動作するよう構成されています。EEPROM (93LC46B) は、1Mbit/s のクロック レートに対応しています。EEPROM は、FTDI の Web サイトから入手できる FT_PROG というユーティリティ プログラムを使用して、USB 経由で回路内でプログラム可能です。FT_PROG は、1 つまたは複数の基板がコンピュータに接続されているときに、ユーザーが基板のシリアル番号を使用して接続されている COM ポートを識別できるように、基板のシリアル番号をプログラムするためにも使用されます。
図 2-8 UART インターフェイスのブロック図