JAJU969 December 2024 AM62D-Q1
この EVM 基板には、AM62D SoC の MMC0 ポートに接続された 32GB eMMC フラッシュメモリ (Micron、型番 MTFC32GBCAQTC) が搭載されています。
フラッシュ メモリからのデータ バスは、最大 200MHz の HS400 ダブル データ レートをサポートする MMC0 インターフェイスの 8 ビットに接続されています。Micron の eMMC は、マルチメディア カード (MMC) インターフェイスと NAND フラッシュ コンポーネントを搭載している通信および大容量データ ストレージ デバイスです。DAT[7:1] にはバスのフローティング状態を防ぐため、外付けプルアップ抵抗を取り付けるオプションがあり、CLK 信号には PCB の特性インピーダンスに合わせるため、SoC パッドの近くに直列抵抗が配置されています。
eMMC デバイスには、NAND メモリ用の 3.3V、eMMC インターフェイス用の 1.8V の 2 つの電源が必要です。SoC の MMC0 インターフェイス I/O は、1.8V I/O 電源に接続された VDDSHV4 電源ドメインから電力が供給されます。
eMMC デバイスには、ホストからのアクティブ Low リセットが必要です。デフォルトでは、RST_n 信号はデバイスで一時的に無効になっています。ホストがこの機能を使用するには、ホストは ECSD レジスタ バイト 162、ビット[1:0] を 0x1 に設定して有効にする必要があります。外部リセットは、SoC の RESETSTATz と I/O エクスパンダの GPIO を論理積することで生成されます。デフォルトのアクティブ状態を設定するため、GPIO ピンにプルアップが提供されています。
図 2-14 eMMC インターフェイスのブロック図