JAJSPC7B December 2022 – January 2025 ADS131B23
PRODUCTION DATA
GPIO2/FAULT ピンは、GPIO2_DIR =.1b および GPIO2_SRC =.0b に設定することで、故障通知出力として構成できます。STATUS_MSB[14:7] 故障フラグのいずれかが 0b に設定されている場合、FAULT ピンは アクティブ になります。すべての STATUS_MSB[14:7] 故障フラグが 1b にクリアされるとすぐに、FAULT ピンは 非アクティブ に変化します。
アクティブまたは非アクティブのときの FAULT ピンの実際の出力信号は、GPIO2 の形式 (GPIO2_FMT ビット) と FAULT ピンの極性 (FAULT_POL ビット) の構成で決まります。詳細については、該当するビットの説明と 汎用デジタル入出力 (GPIO0 ~ GPIO4) セクションを参照してください。表 7-19 に、FAULT ピンがアクティブ状態の静的 LOW 信号と、非アクティブ状態の静的 HIGH 信号に構成されている例を示します。このピンは、アクティブ状態の静的な LOW 信号用に、非アクティブ状態の 50% デューティ サイクルの PWM 出力信号用に構成して、障害が発生していないことを示す何らかのハート ビートとして動作させることもできます。設定オプションは無限です。
| レジスタ ビット | ビット設定 | 説明 |
|---|---|---|
| GPIO2_DIR | 1b | GPIO2/FAULT ピンをデジタル出力としての構成 |
| GPIO2_SRC | 0b | GPIO2/FAULT ピンのデータ ソースとして選択された FAULT |
| GPIO2_FMT | 0b | GPIO2/FAULT ピンを静的な出力レベル用に構成 |
| FAULT_POL | 0b | FAULT 出力はアクティブ Low です |
また、ADS131B23 では、8 つの STATUS_MSB[14:7] 故障フラグのいずれかを マスク して、FAULT ピンをトリガすることができます。個別の故障フラグをマスクするには、FAULT_PIN_MASK レジスタのマスク ビットを使用します。STATUS_MSB レジスタで故障フラグがマスクされ、それぞれの故障フラグが 0b に設定されている場合、FAULT ピンにフォルトは通知されません。