JAJSPC7B December 2022 – January 2025 ADS131B23
PRODUCTION DATA
ADS131B23 は、フレーム内で受信した SCLK パルスをカウントする SCLK カウンタを実装しています。受信された SCLK パルスの数が特定のフレームを完了するための SCLK の数と一致しない場合、次のフレームで SCLK_COUNT_FAULTn フラグが設定されます。SCLK_COUNTER_EN ビットを使用して SCLK カウンタを有効または無効にします。
デバイスは、コマンド CRC ワードの最後にある特定の SPI フレームで予測される SCLK の数を決定します。SCLK カウントの計算では、SDI で受信される予定のワード数と SDO で送信されるワードの両方が考慮されます。この 2 つの値のうち、大きい方がフレームの SCLK 数を決定します。たとえば、図 7-35 内の 2 つのフレームでの SCLK カウントは (4 × N WORD_LENGTH) で、図 7-36 では、フレームの SCLK カウントは (9 × NWORD_LENGTH) です。WORD_LENGTH ビットの設定に従って、データ ワードの長さ NWORD_LENGTH は、24 または 32 です。
フレームの完了に必要な数を超える SCLK パルスを送信しても、SPI 通信には影響しませんが、その場合でも、受信された SCLK の数が多すぎることを示すために SCLK_COUNT_FAULTn が設定されます。
フレームを完了するのに十分でない SCLK パルスを送信することは、次のような状況で SPI 通信に影響を与えます。