TMAG5173-Q1
- 車載アプリケーション用に AEC-Q100 認定済み:
- 温度グレード 1:-40℃~125℃
- 位置センシング速度と精度を最適化する高精度リニア 3D ホール・エフェクト・センサ:
- 角度測定ドリフト:±1°(最大値)
- 1 軸で 20kSPS の変換レート
- 機能安全準拠製品向け
- 機能安全アプリケーション向けに開発
- ASIL B までの ISO 26262 システムの設計に役立つ資料を製品リリース時に提供予定
- 電力モードを構成可能:
- 1.5µA のウェークアップおよびスリープ・モード電流
- X、Y、Z 軸でリニアな磁気感度範囲を選択可能:
- TMAG5173x1-Q1:±40mT、±80mT
- TMAG5173x2-Q1:±133mT、±266mT
- ユーザー定義の磁気および温度スレッショルド通過からの割り込み信号
- ゲインおよびオフセット調整付き角度 CORDIC 計算機能を内蔵
- ノイズ低減のための平均化フィルタを構成可能
- 巡回冗長検査 (CRC) 機能を持つ I2C インターフェイス:
- 最大 1MHz の I2C クロック速度
- I2C または専用 INT ピンにより変換をトリガ
- 各種磁石タイプに対応する温度補償機能を内蔵
- 温度センサ内蔵
- 2.3V~3.6V の電源電圧範囲
TMAG5173-Q1 は、幅広い車載用および産業用アプリケーション向けに設計されたローパワー・リニア 3D ホール・エフェクト・センサです。このデバイスは X、Y、Z 軸に 3 つの独立したホール・センサを内蔵しています。高精度アナログ信号チェーンと 12 ビット A/D コンバータにより、磁界のアナログ測定値をデジタル値に変換します。I2C インターフェイスは、多様な動作 VCC 範囲に対応すると同時に、低電圧マイクロコントローラとのシームレスなデータ通信を確保します。このデバイスには温度センサが内蔵されており、熱履歴の確認または特定の磁界における温度補償の計算など、各種システム機能に利用できます。
TMAG5173-Q1 は I2C インターフェイスを通じて構成でき、磁気軸と温度測定を組み合わせて使用できます。さらに、このデバイスは各種の電力オプション (ウェークアップ・モードとスリープ・モードを含む) に構成できるため、設計者はシステム・レベルのニーズに基づいてシステムの消費電力を最適化できます。複数のセンサ変換方式と I2C 読み出しフレームにより、スループットと精度を最適化できます。専用の INT ピンは、低消費電力のウェークアップおよびスリープ・モード時にシステム割り込みとして使用でき、また、マイクロコントローラが新しいセンサ変換をトリガするためにも使用できます。
内蔵の角度計算エンジン (CORDIC) は、軸上と軸外の両方の角度測定トポロジについて、 360° の角度位置情報を提供します。角度の計算は、ユーザーが選択した 2 つの磁気軸を使用して行います。このデバイスは磁気ゲインとオフセット補正機能を搭載しており、システムの機械的誤差の原因による影響を緩和します。
TMAG5173-Q1 は、出荷時にプログラムされた 4 つの異なる I2C アドレスで供給されます。また、このデバイスは、ユーザーが構成可能な I2C アドレス・レジスタを変更することにより、追加の I2C アドレスにも対応できます。各製品バリアントは、システム・キャリブレーション時の磁石の強さおよび部品の配置に適した 2 つの磁界範囲のうちの 1 つを選択するように構成できます。
このデバイスは、-40℃~ +125℃の広い周囲温度範囲で正常に動作します。
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技術資料
設計および開発
追加の事項や他のリソースを参照するには、以下のタイトルをクリックすると、詳細ページを表示できます。
LDC-HALL-HMI-EVM — 誘導式タッチと磁気ダイヤルを採用した非接触型ユーザー・インターフェイスのデザイン向けの評価基板
TMAG5173EVM —
HALL-PROXIMITY-DESIGN — 近接磁気センシング向けのツール
パッケージ | ピン数 | ダウンロード |
---|---|---|
SOT-23 (DBV) | 6 | オプションの表示 |
購入と品質
- RoHS
- REACH
- デバイスのマーキング
- リード端子の仕上げ / ボールの原材料
- MSL rating / リフローピーク温度
- MTBF/FIT 推定値
- 原材料組成
- 認定試験結果
- 継続的な信頼性モニタ試験結果
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