デバイスは、リストされている 4 つのオプションのいずれかから起動できます。選択するオプションは、システムのユースケースによって異なります。
- オプション 1:ROM
- デバイスは ROM ページの一つから起動し、EEPROM オーバーレイはバイパスされ、起動後に I2C トランザクションは実行されません。
- DPLL と APLL の両方の設定が ROM ページと一致する場合は、このオプションを使用します。
- オプション 2:ROM → EEPROM
- デバイスは ROM ページの一つから起動し、EEPROM 設定がデバイスにロードされ、XO、APLL、および出力ドライバの構成が上書きされます。
- 必要な DPLL 設定が ROM ページと一致するが、APLL 設定が一致しない場合にこのオプションを使用します。また、フリーラン モード (APLL のみ、DPLL 無効) 構成にも使用します。
- オプション 3:ROM → EEPROM → インシステム プログラミング
- デバイスは ROM ページの一つから起動し、EEPROM 設定がデバイスにロードされ、XO、APLL、および出力ドライバの構成が上書きされます。起動後に I2C トランザクションが実行され、EEPROM に保存されていない残りのレジスタ (DPLL、SYSREF、GPIO) が更新されます。
- 必要な DPLL および APLL 設定が ROM ページと一致しない場合にこのオプションを使用します。
- オプション 4:ROM → インシステム プログラミング
- デバイスは ROM ページの一つから起動し、EEPROM オーバーレイはバイパスされ、I2C トランザクションが実行されて、ROM 選択 (DPLL、SYSREF、GPIO、XO、APLL、および出力ドライバ) によって初期化された不要なレジスタ値が上書きされます。
- 起動時間を短縮するために EEPROM を事前にプログラムできない場合、またはレジスタの大部分をシステム内で構成する必要がある場合に、このオプションを使用します。