レジスタで設定できる手動入力選択モードは 2 つあります。自動フォールバックによる手動と自動ホールドオーバーによる手動。どちらの手動モードでも、入力の選択はレジスタ制御 (DPLLx_MAN_REF_SEL レジスタを) またはハードウェア ピン制御 (GPIO) によって行うことができます。
- 自動フォールバックによる手動モード:このモードでは、手動で選択されたレファレンスは、レファレンスが無効になるまでアクティブなレファレンスになります。レファレンスが無効になった場合、DPLL は自動的に、有効または適格な最高優先度の入力にフォールバックします。優先入力が有効でない場合、DPLL はホールドオーバー モード (チューニング ワード履歴が有効な場合) またはフリーラン モードに入ります。選択された入力が有効になると、DPLL はホールド オーバー モードを終了します。
- 自動ホールドオーバーを使用した手動モード:このモードでは、手動で選択されたレファレンスは、レファレンスが無効になるまでアクティブなレファレンスになります。リファレンスが無効になると、DPLL は自動的にホールドオーバー モード (チューニング ワード履歴が有効な場合) またはフリーラン モードになります。選択された入力が有効になると、DPLL はホールド オーバー モードを終了します。
レファレンス入力選択フローチャートを 図 7-16 に示します。