ウォッチドッグ構成が誤って変更されるのを防ぐため、
TCAN285x-Q1 ファミリにはウォッチドッグ構成レジスタのロックおよびロック解除機能が実装されています。レジスタ 8'h13、8'h14、8'16、8'h2D は、スタンバイ モードでのみプログラム可能であり、ロックされるレジスタです。これらのレジスタは、最初の WD 入力トリガ イベント、または SPI コマンドを使用して通常モードに遷移するときに、自動的にロックされます。ロック解除メカニズムはスタンバイ モードに移行しつつあります。スタンバイ モードでは、4 つのレジスタに対して 1 回の書き込みが可能です。スタンバイ モード中にレジスタがロックされると、デバイスは通常モードに移行してから、スタンバイ モードに戻る必要があります。WD はスリープ モードでイネーブルでき、タイムアウトのみが可能で、構成レジスタはロックされています。
図 8-60に、説明した動作を示します。