JAJSLQ1A November 2024 – October 2025 TCAN2855-Q1 , TCAN2857-Q1
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
デバッグまたは開発時に、このピンを使用してウォッチドッグ動作を無効化できます。ピンがアクティブのとき、デバイスは通常の WD トリガを想定していますが、ウォッチドッグ障害割り込みフラグの設定以外のモード変更または動作は無視され、ウォッチドッグカウンタがインクリメントおよびデクリメントされます。ピンが解放されるとフラグは自己クリアされ、ウォッチドッグカウンタはデフォルトまたはプログラムされた値のいずれかに戻ります。このピンはデフォルトでアクティブ High ですが、レジスタ 8'h0E[0]= 0b を使用することでアクティブ Low に構成できます。
デバイスがスリープモードまたはフェイルセーフモードのとき、レジスタ 8'h0E[1]= 1b および 8'h0E[2]= 1b を使用してこの機能をイネーブルにすることで、このピンをデジタルウェークアップピンとして使用できます。SW ピンの状態変化によってデバイスがウェークアップすると、8'h51[1] の SWPIN 割り込みが設定されます。スリープモードで VCC1 が存在する場合、スレッショルドは VCC1 レベルに基づきます。VCC1 が存在しない場合、そのレベルは内部電圧レール VIHSWINT および VILSWINT に基づきます。外部 CAN FD または LIN トランシーバがウェーク対応である場合のウェークアップ、またはマイコンによるデバイスのウェークアップに、このピンを使用できます。複数の方法でこの作業を実施できます。外部トランシーバに禁止ピンがある場合は、外部回路を使用してこのピンにウェーク入力を供給できます。プロセッサをこのピンに直接接続し、SPI コマンドを使用せずにウェークアップを開始できます。
図 8-18 は SW ピンの動作に関する状態図です。