TCAN285x-Q1 は、VCC1、VEXCC、VCC2 (CAN LDO) のグランドへの短絡状態を監視します。グランドへの短絡は、VCC1
33SC、VCC1
5SC、VCC2
SC、VEXCC
SC で表されます。グランドへ短絡すると、LDO がオフになります。VCC1
SC が発生すると、VCC1 は t
LDOOFF 以上の間オフになり、デバイスはフェイル セーフモード (イネーブルの場合) またはスリープ モードに移行します。この期間中、ウェーク イベントが監視および保持されます。LDO がオフの間は、短絡イベントを監視できません。ウェーク イベントにより、SC イベントが引き続き存在するかどうかを確認するために VCC1 が t
LDOON の間オンになります。それでも存在する場合、このデバイスはスリープモードに遷移します。存在しない場合、デバイスは再起動モードに移行します。フェイルセーフ モードでは、SWE タイマが起動し、故障がクリアされず、タイマがタイムアウトする前にウェークアップ イベントが発生しなかった場合、デバイスはスリープ モードに移行します。フェイルセーフ モードが無効な場合、本デバイスはスリープ モードに遷移します。グランドへの短絡イベント時のデバイスの動作については、
図 8-54、
図 8-55 および
図 8-56 を参照してください。
注: VCC1_CFG = 01b (VCC1 が常にオン) の場合、または FSM CNTR が上限を超えた場合、フェイルセーフ モードを終了するためにウェーク イベントは必要ありません。tLDOOFF タイマが経過すると、デバイスはフェイルセーフ モードを終了します。