JAJSWO4 June 2025 DAC39RF20
ADVANCE INFORMATION
多くのシステムでは、デジタル アップコンバージョン機能を使用する場合、内部 NCO の位相を含む DAC チャネル間の同期が必要です。さらに、周波数ホッピング システムでは、NCO 周波数が変化している間に NCO 同期を維持するため、同期周波数ホッピングが追加要件となる場合があります。デバイスには、NCO の変更を更新する方法がいくつかあります。以下のものが該当します。
NCO 同期に使用される方法は、TRIG_TYPE レジスタ設定によって制御されます。
JESD204C LSB アプローチでは、同期情報を入力データに埋め込むことができるため、データ ソース (つまり FPGA) で簡単に制御できます。複数のデバイス間の同期ビットのタイミングを制御することで、複数のデバイスの同期を実現できます。LSB 同期については、『JESD204C LSB の同期』に詳細な説明が記載されています。
SYSREF パルスの発行による同期には、DC 結合の SYSREF インターフェイスが必要で、NCO 周波数が SYSREF 周波数の整数倍である場合を除き、単一の SYSREF パルスを発行する機能が必要です。多くのシステムは、AC 結合の SYSREF 信号を使用しています。これにより、単一の SYSREF パルスを確実に発行する能力を排除できます。SPI インターフェイスのタイミングを慎重に行う場合、特に低速の SYSREF 信号 (10MHz 未満) の場合は、複数のデバイスで SYSREF のマスキングおよびマスキング解除を行うことができます。しかし、SPI パスが非同期であるため、特性は定義されていません。
同期トリガ インターフェイスを使用して同期を行うため、TRIGCLK によってラッチされる TRIG ピンの立ち上がりエッジで、DSPn アクションが直ちにトリガされます。レジスタ TRIG_SEL は、各 DSP チャネルに結合する外部トリガ ピンを決定します。トリガ インターフェイスが FRI インターフェイスとして構成されている場合、TXEN0/1 (TX_PIN_FUNC0/1 レジスタによって割り当てられた場合) または SYNC (SYNCB_PIN_FUNC レジスタによって割り当てられた場合) をトリガ ピンとしてプログラムできます。
SPI_SYNC 同期では、レジスタ TRIG_SEL が、各 DSP チャネルに結合する TRIG_SPI ビットを決定します。